借りる際の注意点

気に入った借家が見つかって入居手続きを行うことになった際、気をつけなくてはならないのが契約書に含まれている数々の条項です。契約書は全て英語で交わされますので、専門家でなくては細かい部分に記載されている大切な条項をつい見逃してしまう可能性があります。特に日本から駐在で来られた方の場合は、突然帰任や転勤が決まってしまって途中解約をしなくてはいけなくなることも想定されます。そうした時でもお客様にとって有利な条件を引き出せるように契約書の条項を書き直してくれる事を家主側に交渉したりする事も必要です。私達は経験上こうした重要な点を熟知しております。こうした細かいアドバイスをさせて頂くことも弊社をご利用いただくメリットのひとつです。

住宅使用上の注意

契約を交わす際には、セキュリティー・ディポジット(保証金)を家主に支払わなくてはなりません。このセキュリティー・ディポジットは、入居時と同じ状態で返却することで全額返済されるものですが、当然ながらテナントの責任で損傷を出してしまった場合は、そこから修理代を差し引かれてしまいますので、そうならないように普段からの心がけが大切です。 以下に、それ以外の使用上の注意点をご紹介します。

ガーデニング(芝生・落ち葉の始末)について
 

一軒家を借りた場合に必要な芝刈りや落ち葉の始末については、オーディナンスと呼ばれる市や町の条例で手入れの義務が含まれている場合が多く、放置していると罰金を取られる事もありますので注意してください。また、アメリカでは芝の手入れをしている事が生活水準の現れという考え方があり、手入れを怠っていると品位を疑われる事にもつながります。

基本的なガイドラインとしては、には芝刈りにしても落ち葉の始末にしても、ご近所さんを参考にするのが良いでしょう。また、夏の間は雨が降らないと芝が枯れてしまう事がありますが、これも手入れのうちですので、頻繁に水をまく必要があります。枯れてしまったり、弱ってしまった時には芝ごと入れ換えたり、プロに修理を頼んだりする必要が出る事(高額)もあります。それを避ける為にも日頃から肥料を充分に与えるようにしてください。肥料を使う場合は使用上の注意をよく読んでお使いください。中には水で薄める必要がある場合があり、そのまま使うと逆効果になる事があります。

     
雪かきについて
 

雪かきは自分の家族が通る場所だけでなく、他人が通行する(例えば家の前など)場所もしなくてはなりません。法的にはそれらの敷地は全て居住者の責任という事になっていますので、そこを通った人が転んだりして怪我をすると訴えられる可能性があります。また、凍りついた雪を溶かす為にシカゴでは塩を使います。専用の塩がホームセンターやスーパーマーケットで販売されています。

     
キッチン
 

日本人の方はお料理に油を使われる事が多いですので、気付かないうちにキッチンまわりが油で汚れてしまう事があります。これらは放っておくと取れなくなってしまいますので、こまめに拭いてください。退去時に大きな修理費用を請求されるもとになる原因の一つです。特に換気扇やオーブンの中には気を付けてください。レンジは最初にアルミニウムを敷くなどといった小さな配慮で予防する事も可能です。換気扇フィルターは週に一回ディッシュ・ウオッシャーで洗えます。

     
バスルーム
 

やはり一番問題が起こりやすいのがバスルームです。まず、トイレットペーパー以外のものをトイレに流すのは止めましょう。また、万が一トイレが溢れた時の為にプランジャーは常備しておきましょう。それでも溢れてしまった時は念入りに拭く様にしてください。気付かぬうちに床を通って下に染み出したりした時には莫大な修理代となってしまいます。

また、シャワーや浴槽の詰まりも問題になる事の一つです。これは借りる際にも充分点検しておきたい箇所の一つです。使用中は髪の毛などが配管に流れ込まないようにホームセンターなどで売っているネットを使用しましょう。詰まってしまった時は、業者を呼ぶ前にホームセンターの人に相談してください。便利な道具を紹介してくれます。

     
エアコン・ヒーター
 

アメリカの家はセントラル・ヒーティングが基本です。このエアコンやヒーターに使われているフィルターは2ヶ月を目安に頻繁に交換してください。フィルターはホームセンターにて販売されています。サイズが色々ありますので、現在使用中のものの横に書いてあるサイズを控えて(例18x20)ホームセンターなどで購入してください。中には使い捨てタイプと水洗いタイプがあります。このフィルターの交換は冷暖房費用の節約に繋がるだけでなく、空気中を舞っているゴミや細菌を取り除く効果もあります。また、余計なパワーをヒーターやエアコンに強いて寿命を縮める事も防げます。冬場に出張や一時帰国などで長期間留守にする場合は、ヒーターは低温に設定しておき絶対に消さないようにしましょう。凍結による水道管の破裂を防ぐためです。

     
洗濯機・乾燥機
 

日本人の方には馴染みの少ない電化製品に乾燥機があります。乾燥機は毎回使用する度に『リント』と呼ばれる糸くずがフィルターに付着しているのを取らなくてはなりません。これを怠りますと、乾燥の具合が悪くなったり、機械の故障にも繋がります。また、毎回フィルターを掃除するだけでなく、VENTと言って乾燥機と『外』を繋いでいるパイプの掃除も一年に一度はする必要があります。掃除が面倒な場合はホームセンターで新品を購入し、取り替える事も出来ます。

     
ディスポーザー
 

キッチンにディスポーザーの付いているお宅ではディスポーザーを使用の際に充分水を流す事をお忘れなく。便利なので何でも入れるのはあまりお薦めできません。硬いものなどを入れると中の刃が駄目になってモーターが焼き切れてしまう事があります。そうなると本体ごと交換しなくてはなりません。

     
雨どい
 

秋などは落ち葉が雨どいに詰まって溢れてしまうことがあります。これがひどくなると特に凍結して氷になった場合などに屋根と天井の間から入り込み、ある日突然天井から水もりしたりします。落ち葉がすっかり散ってしまったら雨どいのクリーニングをしましょう。費用は$50〜100位です。

     
カーペット
 

従来土足が習慣だったアメリカでも最近は靴を脱ぐ習慣が一般化しつつあります。その理由のひとつはカーペットの張り替えが高額だからだと言われています。土足ではない日本人の方にとってはワインなどの染みの方が注意が必要です。こぼしてしまった時のためにカーペット用の染み抜きを購入しておきましょう。退去時や売却時には家の中で床が一番目立ちますので、プロにクリーニングしてもらうか($200程度)、汚れ、傷みのひどい時には張替えが必要です。

     
地下室
 

非常に稀にですが、洪水で地下室に水が溜まってしまう事があります。こういう時は漏電している可能性がありますので、不用意に水の中に入らないようにしましょう。また、溢れている水は下水の水が逆流している場合などもありますので衛生的にも注意が必要です。日頃から洪水の可能性のある場所の場合は地下室に高価なものを置かないようにしましょう。また、通常のテナント保険は洪水の場合はカバーしないことが多いですのでご注意ください。

     


テナント保険について

最近では殆どの大家さんがテナントに対して、『テナント保険』への加入を要求しています。テナント保険でカバーされる内容には次のようなものがあります。

火災・盗難等による被害(車内にあったものが盗難にあった場合を含む)

  • 現金
  • 重要書類等
  • 宝石・貴金物
  • クレジットカードの被害

火災、災害等の被害により住居が居住不能になった場合のホテル代や生活費用

敷地内で起こった不慮の事故に対する対人・対物の賠償責任

特に3番目の賠償責任に対する保険は訴訟が日常茶飯事のアメリカでは重要です。保険によっては敷地外で起こった事に関してもカバーしてくれる場合もあります。詳しくは保険会社にお問い合わせください。


クレジットヒストリー(信用証明)について

日本から来たばかりの方にとって一番問題になるのがクレジット・ヒストリーかも知れません。クレジット・ヒストリーとは信用証明の事で、アメリカではソーシャルセキュリティー番号を持つ全ての人が持っています。しかし、アメリカに来てソーシャルセキュリティー番号を取ったばかりの人は例え銀行に大金が貯金されていようとも、役職が社長であってもクレジットヒストリーがありません。一年もアメリカに住んでいると勝手にヒストリーが蓄積されていくのですが、最初のうちはこれがないとクレジットカードがつくれなかったり、車のローンが組めなかったりします。不動産業界でもクレジットヒストリーは大切な要素の一つとなっており、人種や宗教による差別は不法ですが、クレジットヒストリーを基準にテナントを選ぶ事が法的に認められています。

弊社ではこの点を留意した上で大家さんと交渉をします。その時に大切なのが次の二つの証明書です。

会社によるレント保証証明

会社による身元証明

身元証明だけでは首を縦に振ってくれない大家さんも少なからずいますので、可能であれば会社によるレント保証証明が望ましいです。どちらのフォームも書類のダウンロードのページからサンプルをダウンロードしてお使い頂けます(MS−WORD用)

 

  (847) 437-4600
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